知ってるようで知らない股関節
「股関節の基礎知識」
股関節は、大腿骨の先端にあるボールの形をした大腿骨骨頭と、
骨盤側で骨頭の受け皿になる深いお椀の形をした臼蓋との組み合わせでできています。
丸く窪んでいることから、臼状関節と言われます。
3軸性で運動の自由度が高いため可動域が広いことが股関節の特徴です。
股関節はカラダの中心にあり体幹と下肢を繋ぐとこに位置するため、
体重支持と移動という重要な役割があります。
股関節に限らずカラダの各関節には
『安定させる関節』と『可動させる関節』と役割が決まっております。
股関節は安定性と可動性のどちらの役割も担うことで、
体重支持と移動を行なっております。
股関節は求心位(骨頭を関節窩に引きつける)
を保つ重要な役割を持っています。
そのためには、股関節周りの筋肉を適切に使えることが
重要になってきます。
股関節の筋肉について
・大腰筋:
股関節屈曲に働き、股関節を求心位に保つ
・深層外旋六筋:
股関節を求心位に保ち、股関節を
外旋させることでknee-inを防ぐ
・大臀筋、中臀筋、小臀筋:
股関節の伸展を担う大きな筋肉
・内転筋:
中臀筋と拮抗して働くことで
体重支持の際に股関節をニュートラルに保つ
・ハムストリング:
足が地面に着いている状態で、
股関節伸展に働き、
さらに、膝伸展のサポートをする
各筋肉が適切に働くことで、体重支持と安定性(股関節荷重)ができ、
股関節主導で動かす(移動、可動性)ことができます。
股関節荷重や股関節主導で動かせていないと膝ばかりに負担がかかり、
膝の傷害に繋がります。
当院では股関節の痛みで、学生から高齢者まで幅広く来院されます。
多くの場合筋バランスの調整、トレーニング等で改善しやすいのですが、
骨の変形や軟部組織の異常など外科的処置が必要とされる場合も多い為
精査が必要とされます。
股関節は運動に大変重要な関節です!
構造は難しいですが、
そんな関節を皆さんは無意識に使っています。
無意識なので痛みの原因が分からないことも多いです( ;∀;)
痛みや辛さを我慢せずに気になる方は症状をお聞かせください!
ひだまりでは痛みの施術はもちろん、痛めない身体作り、予防、トレーニングなど
アフターフォローもしっかりさせて頂きますので一緒にカラダ磨きしてみませんか?